雑記

おかえりなさい、キャスカ(ベルセルク40巻を読んで)

投稿日:2018年9月30日 更新日:

本日、「ベルセルク40巻」(2018年9月28日発売)を購入し、読み終えました。

(白泉社 税込626円)

 

ベルセルクとは?

一応、馴染みの無い人の為に紹介しておきます。(Wikipediaからの引用ですが)

<引用開始>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中世ヨーロッパを下地にした「剣と魔法の世界」を舞台に、身の丈を超える巨大な剣を携えた剣士ガッツの復讐の旅を描いたダーク・ファンタジー。題名の『ベルセルク』は北欧神話の狂戦士伝説に由来している。『ヤングアニマル』誌の前身である『月刊アニマルハウス』1989年10月号より不定期に連載開始。その後、ヤングアニマルにて20年以上に渡って長期連載が続く。ただし連載はしばしば休載する事も多く、その期間が年単位に渡ることもある。作者は休載期間中もマンガを描き続け過労に陥るほどの作業を続けており、掲載誌の巻末コメントで自身の体調に関する不安をたびたび述べ、「死ぬまでに頭の中を全て出せるのか」など完結に対する危惧を自ら語っている。

細部に渡って緻密に描き込まれた重厚な画に加え、長大な俯瞰とモブシーンの多用、主要キャラクターの内面と感情的な繋がりを表現するストーリー、壮大な世界観が特徴である。日本国内のみならず海外でも単行本が出版され、世界中でも支持を集めている。2002年には第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞し、2018年時点の単行本の発行部数は、累計4000万部を記録している。

<引用終了>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ベルセルクとの出会い

私がこの漫画「ベルセルク」と出会ったのは、1997年頃だと記憶しています。

当時深夜に「剣風伝奇ベルセルク」というベルセルクのアニメが放映されており、私はたまたま第一回の「黒い剣士」をテレビで見たと思います。

その時、アニメの内容にも惹かれたのですが、それよりもオープニング曲(penpalsの「TELL ME WHY」)のイントロのギターの気だるい感じに、とても興味を覚えました。

それでCDを探したりしている内に、「どうせだったら漫画の方も見てみるか」となり、書店で一気に購入したという顛末です。(当時は10数巻まで刊行されていました)

そこからはもう、ベルセルクにはまりました。

 

キャスカについて

すいません、もう面倒なので、話を知っている人前提で書き進めたいと思います。

キャスカが正気を失った「蝕」が描かれたのが単行本14巻(1997年9月29日発売)で、今回キャスカが正常に戻った40巻の発売が2018年9月28日なんですよ。

つまりですね、キャスカは21年もの長きの間、「あ~」とか「う~」とかしか言わない精神退行状態だったわけで、これは単行本1巻が発売された1990年11月26日から14巻発売までの7年間の、3倍にも当たる長さなんです。

21年ですよ、21年!!

0歳だった子供が成人してしまうほどの期間です。

だからですね、漫画のキャラだとかもう関係ないです。

本当にこの巻を読んだ後、

「おかえりなさい、キャスカ」と心から思いました。

そして、目覚めたキャスカにファルネーゼが「ガッツさんのことは覚えて…」と問うシーンがあるのですが、次のコマのキャスカの顔を見て私も涙が出ました。

私には、全てが表現されている顔に見えました。

架空の物語だとか人物だとか、もう関係ないですね。

これまでの間に、彼ら・彼女らに起こった出来事や人間関係といった、その人物の歴史を知っているからこそ、また、こうした物語に自分自身の現実の経験してきたことを重ね合わせることが出来るからこそ、涙が出るのだろうと思います。

そして、こういう思いが持てるのも、ひとえに作者が長期にわたって、この漫画の人物を詳細に描いてきたという重みがあるからこそであり、それなくしてこのような思いになることはあり得ないでしょうね。

ただ、40巻読んだ人は知っていると思いますが、まだキャスカは「蝕の忌まわしい記憶」を受け止めて正気でいる訳ではありません。これから、ガッツとの関係でそこらへんがどのように克服されていくのか、が今後の見どころの一つとなるでしょうね。

…気長に付き合うつもりで単行本を買っていたのですが、こんなところで感動させられるとは夢にも思っていませんでした。

 

ベルセルクで好きな言葉

ベルセルク名言集とかたくさんサイトはありますが、私がベルセルクを読んでいて一番胸に響いた言葉はこれです。

「人は記憶の彼方 遥か遠い日 心に負った小さな傷を庇うために 剣を執る

人は思いの彼方 遥か遠い日 微笑みながら逝くために 剣を奮う」

私自身の人生を振り返りながら、「正にその通りだな」と共感したことを覚えています。

現代では剣を執ることは出来ませんが、昔負った小さな傷を庇うために日々生きていく、何事かを成していく、ということは当てはまりますし、将来心やすらかに永眠するために今からなすべきことを成す、ということがぴったり来ると思います。

これからも、気長に付き合っていきたいと思います。

今日はここらへんで。

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