北朝鮮・韓国 雑記

「儒教の呪い(中韓)」ケント・ギルバート

投稿日:2018年4月7日 更新日:

昨今、色んなニュースが目まぐるしく報道される中、私も自分の意見を何とか形にしようともがいていましたが、中々まとめることが出来ませんでした。

今回は以前記事で「私も読んでみます」と言っていたこの本について書こうと思います。

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇(ハイブリッド型総合書店hontoへ飛びます)

 

中国人や韓国人のメンタリティを儒教を通して解説

元々、儒教は「仁・義・礼・智・信」という五常の徳性を拡充し、五輪(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することを教義の中心としていました。ところが、中国で起こった「文化大革命」の影響により、先ほど書いた五常等の道徳観・倫理観は破壊しつくされ、失われてしまいました。

その結果中国人は「公」よりも「私」を優先し、自らや自らの一族などだけが良い目を見ればいいという、非常に自己中心的な価値観へと変わっていきました。

本書の中でその一例として出されているのが、以下の話です。

葉という県の長官が孔子に話しました。

「私の村の直躬という正直者は、父親が羊を盗んだのを知って、子供なのに訴え出ました」と。

すると、孔子はこう諭しました。

「私の村での正直とは、この事例とは違います。父は子の為には罪を隠してかばい、子は父の為に罪を隠してかばうものです。この罪を隠すことの中にこそ、正直の精神があるのです」

…このような『家族の為なら例え家族が犯罪行為をしたとしても、かばって罪を隠そうとするのが「正直」だ』とする教えは、儒教の根幹であった五常等が消え去れば単なる「身内の犯罪隠ぺいの勧め」でしかないでしょう。

これは一例ですが、このような儒教の「自己一族中心主義」的な部分だけを抜き出して都合よく考えているからこそ、現在の中国が国際社会の中で特異な価値観を持ち、孤立を深めている要因になっているとこの本は指摘します。

そして儒教は「中国の皇帝こそが世界の中心であり、そこから離れれば離れるほど、野蛮で未開の土地となる」という「中華思想」と密接に繋がっており、現在でも中国共産党のエリート達の頭に根強く残っているそうです。

尖閣、朝鮮半島は言うに及ばず、沖縄や樺太、東南アジア等も中国領土だった…という妄想

 

頭大丈夫か、と言いたくなりますが、やはり人間の考え方というのは少し場所が変わっただけでこうも違うものかと、驚かざるを得ません。にわかには信じがたいですが、なるほど先の例え話のような「自己一族中心の考え方」や「中華思想」で世界を見渡せば、何でもかんでも「元々中国のものだ」と言ってしまうような価値観になるのでしょうね。

しかし、笑い話では済みません。

現に今尖閣諸島周辺を中国の船が出入りし、日本の領海へ侵入を続けています。沖縄では地元民でもない正体不明の人間たちが「米軍基地反対!」と大声を張り上げ、「琉球は独立国家だ」などと言って日本から分断しようと狙っています。現職の沖縄県知事翁長雄志氏は、「福建省福州市名誉市民」の称号を中国からもらっている親中派であり、中国の働きかけを受け日本の勢力を分断するという、作戦の一つを担っているのではという疑念があります。

 

(↑上はyoutube等で日本の真実を伝える活動をしているKAZUYA氏が、沖縄の活動家の様子を取材してきた動画です。)

中国は相手の隙をついて少しずつ侵略を繰り返す、「サラミスライス戦略」と呼ばれる手法を用い、時間をかけて相手の権益を蝕んでいくやり方を取っているそうです。従って、一見大した影響がないようなことでも、軽く見ない方が良いと思います。

年初めにもあるテレビ番組で、芸人「ウーマンラッシュアワーの村本氏」が、「沖縄は元々中国から取ったものだ」等という不可解な言動を繰り返したことがありました。

(ウーマンラッシュアワー村本氏、朝生での発言←良ければどうぞ)

「へ?なんで?いつ中国から取った?そもそも沖縄っていつ中国になったことがあった?」と思いませんでしたか?

おかしいですよね。沖縄が中国の領土だったことは過去に一度もないのです。歴史を学ぶ上においても、沖縄が中国の領土として存在したことなど一回も聞いたことがありません。

村本氏は「どこで、誰から」このような歪曲された歴史を学んだのでしょうか。

しかも、この村本氏の発言を中国の「環球時報」という新聞が取り上げ、中国を喜ばすという訳の分からぬコンボを発生させました。この一連の流れ、もしかして…?と疑うべきではないでしょうか。

このような小さい所から少しずつ侵略の手を広げる。「そんな馬鹿な…」と言っている場合ではありません。

「憲法9条によれば、自衛隊は違憲的な存在だ」とかもうお話にならないと思います。

例えば、隣人が貴方の家の庭に勝手に侵入を繰り返して、抗議したら「ここは俺の庭だ」と言い、武器を持って威嚇してきました。恐いので隣にいたくないのですが、住宅ローンを組んで購入したばかりの自宅で、今売っても中古物件として見られ多額の借金だけが残ります。引っ越すこともできません。

さあ、どうしますか?

人を傷つけたくないあなたは、相手と同じように武器を持って威嚇し、追っ払うという過激な真似はしたくありません。しかし、もし万一家族や自分の身に危険が及ぶような事態になった時、その時は闘わないといけません。その万一の時の為に、殺傷用ではなく護身用に武器を用意します。

これが通常の感覚ではないでしょうか?

誰が「隣の家の庭の領有権を主張」するために、武器を用意しますか?

そんなことは、「世界は自分中心に動いている」という「中華思想」でも持った人間でなければやりませんよ。

だから、その護身用武器である自衛隊すら憲法で定めないで、一体どうやって侵入者から身を守るのですか?

日本が軍隊を持つと、「軍国主義の復活だ」とか、「他国に侵略を始めるぞ」などという事を言う人間がいるそうですが、今は第二次世界大戦当時じゃないんですよ。

日本の周辺国に限っても、中国、ロシア、北朝鮮は核兵器を持っています。

対して日本は非核三原則により核兵器を持つことが出来ないし、何より同盟国とは言え日本に力を付けられたくないアメリカは、日本が核保有国になることを絶対に認めないでしょう。つまり、少なくともアメリカからの干渉を跳ね返せるほどの力を付けなければ、日本が核兵器を持つ可能性はほとんどないと思います。

それでそれが何を意味するのかというと、もし日本軍がどこかの国を物理的に侵略しようとしても、「核打つぞ」と言われたらもう身動きできない訳じゃないですか。それに現在北朝鮮の中距離ミサイル「ノドン」、約200基の射程内に日本が収めらている状況です。そんな中で日本軍が朝鮮半島や中国大陸へ侵略など有り得ません。

だから、このように世界情勢が変わっているのにその当時の基準で判断して、護身用武器の携帯すら認められないということは不可解で不安ですし、やはり憲法の改正も必要な事なのではないかと思う訳です。

「自衛隊を軍隊にして、戦争を始める気だろう」という人は、包丁を買っている人を見て「お前はそれで人を刺す気だろう」と言っているのと同じなんです。確かに、人を刺そうと思えば刺せますよ。でも、ほとんどの人はそんなことはしないですよね。稀におぞましい犯行や事件でそういう行為に使われることはありますが、だからと言って包丁を全て回収されたら、食材が切りにくくてしょうがないですよ。悪い一面だけをクローズアップして喧伝し、本来あるべき主旨を全うさせなくする…この手法に惑わされてはいけないと思います。

WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)

それから、本書の中で「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」の存在について触れられています。簡単に言うと、GHQによる「日本は戦争で悪いことをした」という自虐史観を日本人に植え付け、日本に力を付けさせないようにする洗脳工作のことです。

やはりあったのか、という感じですが、戦後70年以上経過している状況でこれに縛られるのも、もういいんじゃないですかね?

日本に誇りを持って、自虐史観を捨てる。

「文書改ざんしているような国に、誇りなんか持てないよ~」という声が聞こえてきそうですが、「今の政府」と「自分の祖国」というものは分けて考えても良いと思います。

「政府は嫌いだけど、日本は好きだ。だって自分の生まれ育った国だから」。これで良いような気がします。

その祖国を守る第一歩として、まずは「自衛力」を持つことを目指す。

「今の政府の問題」と、「自分が祖国を大切に思うこと」をごちゃまぜにしないことが必要だと思います。

大分本の内容から逸れたような気がしますが、一旦ここまでで。

 

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