メンタル系 雑記

人間関係構築が苦手…そのまま放置して生きると?

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久しぶりの更新ですが、今日は本当に「徒然に思ったこと」を書いてみようと思います。

恐らく、ほぼ読まれない記事になってしまうでしょうが、それでも書きたいと思いました。

 

人間関係が苦手、という悩みはよくある一般的なこと

よく人の悩みで出てくるもので、「人間関係が苦手なんです」ということがあります。

人間というのは年齢・性別・価値観等、様々な面で他人と異なる存在ですから、必ず「仲良くなれる相手」もいれば「どうしても分かり合えない相手」というのも出てきます。

つまり、「100%他人とうまく関係が築ける人間」というのは存在しない訳です。

世の中では「2:8の法則」「2:6:2の法則」等で表現されていますが、要するに何事においても100%完璧ということはあり得ず、それは人間関係においても同じであるということです。

だから、どんな人間であっても「苦手な人が存在する」という点で、「人間関係が苦手」という悩みは生じるものだと言えると思います。

逆に人間関係が得意という話は…?

そこでその逆に、「人間関係が得意だ」という話を聞いたことがあるかと言われると、これが全くないですね。

不思議なほどにありません。

「私は人間関係を作るのが得意です」って、聞いたことありますか?無いですよね。

ただ、成功者の本なんかを読んでいると、それに近い表現はあります。

どういうものかというと、「そこで出会った人たちと仲良くなって…」等と、サラッと書いてあります。本当に、サラッと書いてあるんですよ。

まあ、もちろんそれは編集された著作という形ですから、実際にはそこにどれだけの労力があったか等は知り得ません。しかし、事実としてそこでできた人間関係がのちの成功に繋がった、という成果があるのなら、少なくともその人たちとは「いい人間関係を作ることができた」訳ですよね。

それで何が言いたいのかと言うと、「人間関係が得意だ」と言う人は居ないけれど、「いい人間関係を作ることができる」人は居るということです。

 

家の土台と同じで、基礎的な能力レベルは必要

例えば、家など建築物を作る時って土台が必ず必要ですよね。

その上に建つ家等の「住みやすさ」とか、「デザインの好み」とかが合う合わないは、まず土台がなければ話にならないんですよ。そもそも家を建てれないですから。

土台が作れないのにその上に建つ家の居住性を論じても、全てが机上の空論になり果てることになるでしょう。

これって、先ほど書いた人間関係の話にも当てはまると思うんです。

「人間関係構築の基礎的な部分」ってあると思います。

それが出来て初めて、その後の性格が合う合わないとか、価値観が合う合わないとかを考えればいいのであって、基本的な人間関係すら出来ていないのに、最初からその人間が合う合わないと考えるのは段階が違うと思います。

こういう人は誰ともうまくいかないでしょう、「人間関係苦手」の出来上がりです。

それに対し、「人間関係が得意」と言う人は居ないですが、前述した成功者の人などは、人間関係を作る基礎的な能力を持っていたので、合わない人とはうまくいきませんが通常~合う人達との関係はうまくいきます。

それを支えに、人生の成功を掴み取ることが出来たのではないでしょうか。

「人間関係苦手」には2種類あるということ

ここまで考えてきて、「人間関係苦手」には2種類ある、ということに気が付きました。

1つ目の「人間関係苦手」は、

「人間関係構築の基礎的な能力」があり、ただ単に「合わない人がいる」ための「人間関係苦手」。

これは全く通常の状態なので、この本人も特に困っている訳ではないでしょう。

ただ世の中には合わない人がいるということを、「人間関係苦手」という言葉で表現しているに過ぎません。

2つ目の「人間関係苦手」は、

そもそも「人間関係構築の基礎的な能力」が無く、「合う人合わない人関係なく人間関係を作れない」ための「人間関係苦手」。

これが問題なんですよ。

この人はそもそも人間関係を作る能力がないので、本来なら自分と合うので味方・支えになる可能性のある人と出会っても、関係が作れず崩壊させてしまいます。

これを繰り返すことで誰も自分の周りにいなくなって、「人間関係苦手」となり、加えて「人間嫌い」となるはずです。誰ともうまくいかないのだから。

しかし、おかしいですよね。

世の中では、「2:8の法則」「2:6:2の法則」等といって、人間には「合わない人」が必ずいるように、「合う人」も必ずいるとうたっています。

ではなぜ、この人には「合う人」が出てきて支えになってくれないのでしょうか。

例えば、「サッカー」と「ボクシング」というスポーツの場合で考えてみます。

サッカー選手はゴールキーパー以外、直接手を使ってはいけません。

対してボクシングの選手は、直接足を使ってはいけません。

競技ルールの違いはあれど、各々立派なスポーツとして成り立っていますし、それに合う人が成功して栄光を掴んでいます。

しかし、どちらの競技にも共通して、「長い試合時間の間動き回れるだけのスタミナ」が必須とされます。この「基礎的な能力」がなければ、「成功するのにサッカーが合うかボクシングが合うか」と考えるのはまだ早く、まずそこを身に付けなければどちらにしろ成功しない、ということに気付くはずです。(もちろん今はたとえ話ですので、その競技をやりたいかやりたくないかは置いておきます)

そこで、この人自身の「人間関係構築の基礎的能力の欠如」が見えてくるわけです。

1つ目の「人間関係苦手」はそのままで問題ないですが、2つ目の「人間関係苦手」に当てはまる場合は、その当人が「自身を改善する行動」を起こさないとどうにもなりません。

 

「苦手なことは放っておいて好きなことをするべし」という危険な風潮

最近の世の中でよく言われるフレーズ、「苦手を克服するのではなく、得意を伸ばそう」ありますよね。

これもやはりすべての人間に当てはめると危険なことになると思います。

前述した「2種類の人間関係苦手パターン」でも、1つ目のパターンの人がこの考え方を持っても問題ないと思いますが、2つ目のパターンの人がこの考えに染まってしまうと問題です。

その人が「自身を改善して基礎的能力を身に付けなくてはならない」レベルなのに、「そうか、苦手はそのままでもいいんだ」と思ってしまったら、もう先はありません。

どれだけサッカー、ボクシングの才能があろうと、試合開始から3分で動けなくなってしまう人が、「スタミナをつけるのは苦手分野だから、やらなくていいだろ」となってしまったら、どちらの競技でも成功しませんよね。

世の中の表面的な耳触りの良い言葉に踊らされて、自分の苦手を放置して生きていくと、どうしようもない結末が待っている、ということになりかねません。

「苦手」にも段階があり、「基礎的な能力を身に付けることが必要なレベル」なのに改善を止めてしまうと、その先良くなっていくことはないということです。

 

「人間関係構築の基礎的能力」があるかどうか判別する方法

では、自身が「1つ目の人間関係苦手(基礎的能力あり)」なのか、「2つ目の人間関係苦手(基礎的能力なし)」なのか、どうやって判別すればいいのでしょうか。

これはもう簡単な話です。

今現在、あなたは、本当に信頼できる友人・恋人等が一人でもいますか?

今の今、すぐに連絡して自分のプライベートな話ができる相手が、一人でもいますか?

一人でもいれば、あなたは基礎的能力ありです。

今まで出会った人の中で、自分に合うのが一人~数人だったというだけです。

一人もいなければ、あなたは基礎的能力なしです。

基礎的能力はあるのに、今まで合う人に一人も出会えてないだけ、と言う可能性もないこともないですが、前述したように「2:8の法則」「2:6:2の法則」等があり、確率的に全くいないのはむしろレアケースだと考えると、自身の能力欠如の方がまだ可能性が高いと思います。

 

人間関係構築の基礎的能力とは?

では、今までの話の根幹にあった「人間関係構築の基礎的能力」とはなんなのでしょうか?

それは、ものすごく抽象的に言うと「信頼感」だと思いますし、じゃあそれは具体的に言うとどういうことかと言うと次のようなことかと思います。

①約束を守る

②相手の嫌がることをしない(相手の目線に立つ)

③自分のことを知ってもらう

当たり前のことじゃないか、と思うと思いますが、今現在自分の周りに人がいない人は、これらが出来ていないということを一度意識して、自分を見直してみたら良いと思います。

本当にこれらのことがきちんと出来てますか?

自分がちゃんとやっていると思っているだけで、相手の目線に立ってみると、ずいぶん嫌なことをしている可能性、ありますよ。

そして、③の「自分のことを知ってもらう」について。

逆に自分が相手に合わせて何でも迎合するというのも、信頼感から離れていく行為だと思います。

自分のことを話さなければ、相手も何をもってこちらを信頼していいか判断できませんし、相手側に迎合しているだけだとその内自分の側に怒りと不信感が生じることになるでしょう。これは良くないですね。

以上のような基本的な事柄をちゃんと出来た上で、その上で「カレーが好きかラーメンが好きか」、「Aという音楽が好みかBという音楽が好みか」、「Cさんの性格は受け入れられるか無理か」等という話になっていくわけです。

そこで「合う合わない」ということになり、合っても合わなくても基礎的な人間関係の土台というのはそのままなんですね。だから、社会の中で普通に生きられている人たちというのは、「合わない人がいる」からといって「人間関係を壊す」ということはしないんです。関係の基礎的な土台と、「合う合わないという好み」は別の話だと知っているからです。

逆に、社会の中で生きられない人というのは、そこが分かっていないんです。

人間関係の土台の存在を知らないから、合うと思った人には一方的に好意を押し付け、合わないと思った人は歯牙にもかけずに一方的に切る訳です。どちらもうまくいきません。土台がないので後には何一つ残りません。だから、この人の周囲には誰もいなくなります。至極、当然の話ではないでしょうか?

人間関係基礎能力なしの「苦手」は放置してはいけない

ここまで見てきたように、人間関係構築基礎能力なしの場合の「人間関係苦手」は、絶対に放置してはいけません。

世の中でどれだけ「苦手は放っておいて楽しいことをすればいい」、「楽な方が正解」などとうたっていても、惑わされてはいけません。

確かに、社会に出ても「二次以上の方程式」や「微分積分」はそれ用の分野でなければ使いません。しかし、「加減乗除」程度はどの分野でも日常的に出てきます。

その基本である「加減乗除」を知らない人間が、「社会に出てもどうせ使わないから苦手な算数・数学なんか勉強しない」と言って改善せずに放置したら、おそらく生きていけなくなるでしょう。

これと同じことなんですよ。どんなに苦手でも、基本は抑えておかなくてはならない、という事柄が存在します。人間関係の基礎土台もこれに含まれると思います。

今からでも遅くありません。

周囲に信頼できる人が一人もいない人は、最初から相手がどうとか好みを考えるのではなく、まずこれら人間関係の基礎土台を作ることから始めましょう。

…今日はこの辺りで。

 

リンク:「舐められる優しさ」と「慕われる優しさ」の違い

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