現在、中国と北朝鮮の国境付近に「中国人民解放軍」という中国の軍隊が集結しているようです。
中国の「北朝鮮への電撃侵攻」は起こり得るのか?(msnより)
↑図の赤線が中国と北朝鮮との国境
このニュースを読んで「中国人民解放軍」と言う名前が出てきたことで、私は以前勃発した「朝鮮戦争」の状況を思い出しました。何か非常に似通っているな~と言う感じです。
対立陣営の顔ぶれ
朝鮮戦争時は、「ソ連(主に支援)、中国、北朝鮮」と、「アメリカ(+国連軍)、韓国、日本(主に支援)」の対立構造でしたが、現在の状態も正にこのような形になっていますよね。
違いと言えば、「ソ連が崩壊してロシアになり、日本は今友軍の危機に自衛隊を派遣して一緒に戦える」、また朝鮮戦争時は「金日成とスターリン、毛沢東の間に協定」がありましたが、「現在の金正恩とロシアのプーチン大統領、習近平国家主席の間でそういった形の取り決め」があるかどうかは分かりません。
しかし、朝鮮戦争時もソ連は表立っては戦争に参加せず、主に北朝鮮へ物資の支援を行い、実際に派兵したのは中国でした。現在の場合も、ロシアの思惑や動きは全くと言っていいほど伝わってこず表立って行動していない、そして上の記事のように中国が実際に兵を動員しているというのも、過去の状況と非常に酷似していると思いませんか。
金正恩の思いを推測
思うに、金正恩はもしかして朝鮮戦争時に朝鮮半島の統一がなされなかったこと、つまり偉大な祖父「金日成」の統一への動きを、アメリカと国連軍が邪魔したおかげで統一がなされなかったと未だにそれを恨みに思い、何とかして自分がそれを成し遂げてやろうという思いなのかもしれません。
あるいは、その偉大な祖父を越えることが彼の目標で、越えたと思うためには祖父が成し遂げられなかったことを自分が成し遂げる、という形で目標達成を狙っているのかもしれません。
また、こうやって歴史を調べていく中で、「実は金正日(金正恩の父親)は日本人」で、父親は畑中理と言う日本人だったとか、金正恩は実は金正日と横田めぐみさんの間にできた子供であるから、「(金正恩は)日本人と日本人の子供なので本当は日本人である。」等と言う説もちらほら見かけました。
そうなると、核を持てない日本の代わりに核兵器を保有し、アメリカを極東地域から追い出してアジア人による真の独立を果たそうとする、崇高な理念を胸に抱いている人物かもしれない…というのはいささか夢を見すぎですね(笑)
歴史を調べることによる恩恵
元々「朝鮮と日本の関係」の真実を知りたくて色々歴史を調べるようになったのですが、歴史を知ることによる恩恵って、第一に「なぜこういうことが起こっているのか」を理解することが出来ることだと思います。
人間というのは、知らないことに対しては過度に臆病だったり憶測で決めつけたりと、兎角感情的になる場合が多いんです。
例えば靖国参拝を中韓がなぜ騒ぎ立てるのか、背景を知らなければ「戦犯を合祀している所に参拝なんかするからだろ。止めてしまえ!」と、単なる「戦争被害者に対する思いやり論」で片づけられ、それを政治利用している中韓の卑劣さなどには考えも及ばない、ということになるんです。
以前記事に書いた慰安婦問題、賠償問題等もそうで、知らなければ反論のしようがなく最後は「日本は悪いことをしたんだから、謝罪と賠償をしなければならない」と感情で終わってしまうんです。
こうやってみると、国民に近現代の歴史の真実を詳細に教えず、曖昧に終わらせるアメリカの自虐史観押し付け教育は、非常に功を奏していますね(いや、日本人視点からは罪を成したというべきでしょうか)。
見事に日本国民はネットが普及して真実を知るまで洗脳され続けていました(戦後の世代でかつネット普及前の世代とこれらの話題で話してみると分かると思います)。
私も遅まきながら、真実を知ることで少しずつ「日本人の誇り」を取り戻していこうと思います。
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